【BL】泡沫の恋



「分かった」




一度温から離れて俺はスタッフに説明して撮影に加わることにした




表に立つのは好きじゃないから中学の頃からモデルのスカウトを拒否していた



自分の会社のことだから断る訳にも行かないし

何より温にだけ負担をかける訳にも行かないからなぁ






「永斗、準備は?」

「オッケーです」






俺の準備が整い改めて撮影再開








「色気出して〜」

「いっいろ!?」

「は~い」





カメラマンの指示に従い





「ひゃっ……せんっぱ…」





温の首筋に唇を這わす




「温、俺を見て。撮影のこと忘れて良いから俺でいっぱいになって」




顔を赤くする温に俺は少しずつ手を出す


これが撮影じゃなかったらきっとそのまま襲っていただろうな



あくまで撮影、ということがストッパーになっている







  
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