【BL】泡沫の恋
絶対許さない
「柳さんはそのまま温の傍に居て。俺が話つけてくる」
俺は怒りのまま永奈のクラスに向かった
「永奈」
「……どうしたの?何かあった?」
「聖川居る?」
「聖川さん?今居ないけど………あ、戻って来たよ」
丁度教室に聖川が戻って来た
「あ!!永斗くん!!」
吐き気がする
俺の名前を呼ぶな
「ちょっ……永斗!?」
「何をした?」
近付いて来た聖川を俺は壁に押し付けた
「何って?一体何の話ですか?」
「さっき俺のオメガに手を出したらしいね」
「あぁ……あれ」
「あれ」だと?
「永斗!!」
「離せ永奈!!」
「離したら聖川さんに暴力振るうでしょ!?」
「振らないよ。殺すだけ」
「駄目だって!!」
プツっと切れた俺は本気で聖川を苦しめようとした