司先輩、甘すぎです…

ん?でも、覚えてないの?ってどういうことだ?
「は!?
凌くん!?え、まさか、貴方、氷室凌?」
「え、そうだけど…」
それが何だ?
俺の名前を聞いて驚いている美琴の友達を不思議に思う。
「美琴の幼なじみの、あの!?」
「そうだけど。だから何?」
「え、ってことはもしかして、凌?」
は?
なんで、凌って呼び捨て…
そう言いかけたけど、その目の前にいる女子の姿をマジマジと見つめる。
琥珀色の瞳と髪。
明るそうな雰囲気。
もしかして…
過去の記憶がフラッシュバックする。
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