追いかけろ、青。




わりと適当。

まあ、私からしてもそっちのほうが落ち着けるし助かるから大賛成。



「サーヤーカーー!帰るよ~」


「あっ、じゃあそーいうことで!はーいっ!今いくーー!」



なんだろ。

こーいうタイプと自分は正反対だとつくづく思う。

人生、楽しいんだろうな…。


誰もいなくなった静かな図書室。


まるで私だけを誘い入れてくれたかのような神秘的な感覚のなか、山々が見渡せる窓際の端に座って課題を広げた。



「おーー!!声だしてくぞーー!!全力だしてくぞーーー!!お前ら○△#@□&ーーー!!」


「「「しゃーーいっ!!」」」



グラウンドから聞こえる、どうしてあれで伝わってるんだ会話。

イヤホンを付けようか迷ったが、これはこれで良いBGMになったりもするから、やめた。



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