ズルいよ、藤堂くん
【02.】教科書シェアする


〝藍くんからお願い〟されたあと。



私の席は、本当に、
藤堂柚斗(とうどうゆずと)くんの隣。



私の席は、1番窓側の端で、
その隣が藤堂くんという構図。



私は、比較的、第一印象はいい方だから。



「よっ、よろしく、ね?」



いつも通りの笑顔で、そう言葉を発した。



けど..............................



「..................、」



ん?んんん?あれれ?



〝よろしく〟のひと言すらない............っ。



これは、〝ガン無視〟と言うやつではっ‼︎



ぅう、藤堂くんってほんと、分からない人。



いつも1人でいるし、
それに、クラスで藤堂くんは少し有名。


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