Moonlight−月光−
「じゃあ、今年も生徒会やるの?」
阿斗は去年、先生や先輩の推薦で生徒会の会計をやっていた。
すごく有能で、あっという間に仕事を片付けちゃうんだって。
「そのつもり。帰宅部で家帰ってもやることもないしなー」
そうだよね。
「…無理、しないでね」
「……しねぇよ」
阿斗はわたしの頭にぽんと優しく手を置いた。
置かれたところからじんわりと温かな熱が伝わる。
……落ち着く…。
阿斗の手は優しくて大きくて大好きだ。
安心する。