心の中だけうるさい私はウチの坊っちゃんが可愛くて仕方ない
“また生で擦るんですね”

 前回と同じく素股かと思ったが、私の足を左右に大きく開いた坊っちゃんが体を滑り込ませ、私の蜜壺の入り口を擦る。

 指で散々解されたソコをちゅぷちゅぷと掠めるように動かされれば、今度こそ本当に『うっかり』ナカまで挿入ってしまいそうで。


「坊っちゃん、お待ちください、そんなに強く擦られますと挿入ってしまいます」
「あぁ、そうだな」

 私の忠告を肯定しながらも、擦り続ける坊っちゃん。
 入り口に亀頭がつっかかり、たまにぐちゅ、と少し挿入りかけてはちゅぽんと外れまた擦られて。

 
「……純白のドレス、着てくれると言質は貰った」
「え?」
「うっかり、の答えはな」

“うっかりの、答え……?”

 坊っちゃんの深緑の瞳が赤く潤み、真っ直ぐ射貫くように見つめられる。
 その美しい坊っちゃんの瞳の中には、鉄仮面のはずの私がどこか期待し懇願するよな表情で、頬を赤く染めていた。


「うっかりに見せかけて挿入し、全部俺のにしたいってことだよ」
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