愛が重くて甘い先輩。
「………、これからうるさくなりそー…」



「あ……でも、、おはよう!とかは迷惑……ですよね…、あの、そこら辺はちゃんと配慮しますよ」



ウザイって思われたら私は終わりだから……

好きになってくれないもんね。


「…、え、あ……うん。ありがと。」



微妙な顔してる。

私変なことしちゃったかな!?



「莉子?」「………はい…?」



わぁ、名前………呼んで、……くれた。


なのに頭がぼーっとする……。


徹夜して勉強頑張ったから…かな、


迷惑…かけちゃダメだ……から、





「……じゃ、帰りますねっ」「……だめ、」



うぇ……え、なんで引き止めるの…。


先輩のお荷物は退散だと言うのに……




「行くぞ、」「へ……?どこに行くんですか?」


「保健室。莉子熱ある。」「う……うそだぁ……」


「嘘じゃない。ほら熱い。」


おでこを触ってあっつ…と言う先輩。


ん……、先輩の手冷たい…、


てか、まだこれくらいなら1人で行ける……、よね。



「先輩、1人で行けます…」「いや、フラフラしてきてんのに何言ってんの。」
< 30 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop