才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
クリスマス

25日のクリスマスの日、部活を終えると理久斗と愛菜はスーパーへ買い物に行った。


「時間がないからさ、スポンジは買おうな」



「うん」


「愛菜は夕食は食べて帰る?」


「いいの?」


「もちろん、僕が作るよ」



「わーい」



お肉のコーナーには骨付きの鶏がたくさん並んでいる。



「すごい量だね」



「うん、でも食べやすい唐揚げにしようか、ほら、この前愛菜が唐揚げをお弁当にって言ってただろ?作り方教えるよ」




「憶えててくれたんだ、嬉しい」



「どんな味付けがいい?」



「えとね、竜田揚げが好き、カリッとしてるタイプ」



「わかった、後は何が食べたい?」



「りっくんにまかせる」



「うーんそうだなぁ、サラダとかも好き?」



「うん、スパゲッティのサラダとかマカロニサラダとかマヨネーズ系のが好き、ほんとはさっぱりのじゃないといけないんだけどね」



「クリスマスだから僕が許す(笑)」



「わーい、りっくん優しいー」



愛菜の夕食はメニューは家政婦さんまかせ?と理久斗は聞いた。



「そうなの、でもそれはお母さんが頼んでいるから日曜日だけは自分で好きなものを食べれるんだー」



「じゃあ、愛菜と夕食とかは食べにいけないのか?」



「うーん、夜食べなかったら次の日の朝ごはんにしてる、バレないでしょ(笑)、前日にわかれば連絡するの」



「今日は?」


「いらないって言ってあるよ、大丈夫、ケーキも食べるって言ってるから」


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