冷たいアイツの食べ方 (短)

私がパニックよろしくになっていても、面接は滞りなく終わった。先ほど、自らを「メイド長」と名乗った尖ったメガネをかけた女性が、メガネをカチャカチャしながら履歴書に目を通していた。

あ、履歴書は、いつ何時いるか分からないから、常にカバンに入れてるよ!ビンボーに抜かりなし!チャンスは確実に、ものにするタイプなのだ!


「じゃあ、そこのガッツポーズしてるあなた。夏野さん、だったかしら。早速今日からよろしく頼むわね」

「へ?」


どこかの国に出稼ぎに行っているお母さんお父さん、どうやら私……

チャリンチャリンの波に、乗れたようです!

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