泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─
顔から一切の感情を消したジオが、ステラを遮って即答した。
「ふっアッハハハハ!その即決な断り方、親子そっくりじゃな!」
ジオの即決即答にカルランは腹を抱えて笑い出した。ジオは笑われた理由がわからなかった。
「ステラの身と引き換えには何も欲しくないです。お引き取りを」
「ま、待ってください、ジオ様」
ジオはステラを背に庇っていたが、ステラが一歩前に出た。ステラはまだあきらめきれなかった。