泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─
ステラの懸命な姿に、ジオは何か手はないかと必死で頭を絞る。
ジオの頭上空高くをまた赤い鳥が飛んで行った。あの鳥自体はカルラン様ではなかった。
だが、カルランはいつも何でも知っている。
(カルラン様はどうやって情報を得てる?)
赤い鳥と、カルランの黒目に似た黒い玉。情報を繋いだジオは一つの推論を得た。
「もしかしてカルラン様って、鳥の目を通して、色んなものを見てるんじゃないですか?」