泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─
ジオの隣りにぺたんと座ったステラが珍しく明確な声で確認した。
「カルラン様は人間が大好き、なんですよね?」
「そうじゃ、人間を見るのは酷く面白い。我の生きがいじゃ。ステラは特に大好きじゃぞ?」
ジオは眉を顰めて、眉間が痙攣し始める。
夫の目の前で、お前の花嫁が大好きと堂々と言われては面目がない。ふざけんな、である。
「どうしてそんなにステラが好きなんですか?」