泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─
ステラの小さな手を優しく握り直したジオは、ゆっくり丁寧に彼女の前に跪いた。
「俺が必ず幸せにする。誓うよ」
艶やかな白い髪を揺らすステラの大粒の涙がぽろっと一粒、ステラの手の甲に落ちた。
跪いたジオはか細い手の甲に落ちた涙の上から、誓いのバードキスを贈った。
キスを終えたジオは跪いたままステラを見上げ、頬を染めて、柔く照れ笑う。はにかんだ彼から爽やかな誠実さがあふれ出た。
「ありがとう、ございます……!」