星愛空~届かなかった手紙~


篠塚大地


大地兄ちゃん。

私がまだ幼稚園の頃。
私の向かいの家に住んでいた近所では
唯一頼りのお兄さん的存在だった。

私より5、6歳年上で、いつも私の面倒を
見てくれていたー…。

けど、ちょうど私が中学生に入った時ー…。
大地兄ちゃんは、沖縄に引っ越しをした。



「私、大地兄ちゃんを指名します!!」

「はぁ?!オイ華波~!!そんなのありかよー!」

「ありだよ♪お客様なんだからッ☆」

今までの嫌気がなくなるくらい、
大地兄ちゃんとの再開は嬉しかった。


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