お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する
戻った日常、と少しのドキドキ





最悪な事があった日。

私は、最低な人から逃げることが出来た――





成希がお巡りさん達に連れて行かれて、数日が経った。

私は一日だけ学校を休んで、元気を取り戻した後。一日ぶりの学校に向かうため、登校していた。


あの後、何があったかと言うと――


『ぐす……』


自分の隠していた想いを発散させ、号泣していた私。

だけど、しばらくすると落ち着いてきた。

涙も止まり、話せるようになってきたところで――タイミングを見計らったお巡りさんが、私にスッと手を伸ばす。


『はい、手』

『手……?』


これは、掴まれ……って事なのかな?

だけど、もし違ったら恥ずかしいし……。


すると、お巡りさんは「立てる?」と聞いてきた。やっぱり「掴まって」って意味だったみたい。
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