お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する
◇
お化け屋敷のアトラクションから離れた場所で休憩する。
ちょうどいい場所に、パラソル机と椅子があり、守人さんの買ってきてくれたジュースを飲みながら、気分を落ち着けていた。
その時。
「ごめん」
守人さんが、私に向かって頭を下げた。切ない声で謝りながら。
「お化け屋敷に入る前、心配したんだ。もしかしたら、冬音ちゃんがフラッシュバックするんじゃないかって」
「え……、じゃあ」
守人さんが、お化け屋敷に入るのを何度も確認していたのは……私のため?