たゆたう、三角関係
未来
夏休み明けから藤くんも私もバイトを始めた。
藤くんはピザ屋で私はカフェ。
会える時間は減ったわけだけど、藤くんも私も平気だった。

22時、部屋で課題をやってると電話が鳴った。
藤くんからだ。

「もしもし」
「もしもし、今来月のシフト書いてたんだけどさ三連休のどこかで旅行行かない?」

カレンダーに目をやると、確かに来月は三連休がある。

「うん、行こう」

私は思い浮かべた。

きっとこれからの未来、私は藤くんと色を塗っていく。
見えない、見たこともない世界を二人で歩いて行く。

そしてあの日見たマジックアワーの夕焼けのような景色を共有するんだ。

いつまで続くか分からない私たちだけど、きっといつか大人になっても思い出すような景色を二人で観るんだ。

ゆっくりと川のようにたゆたいながら、ゆらゆらと。
< 54 / 54 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あの夏の夜の続きは今夜

総文字数/18,249

恋愛(純愛)37ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
18歳の夏の夜に置いてきたはずの恋が10年後また動き出す
大学生をレンタルしてみた

総文字数/27,345

恋愛(純愛)56ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
レンタル彼氏で出逢った私たち。お金だけの関係のはずが・・?
太陽と月の恋

総文字数/28,566

恋愛(純愛)59ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
彼はいつも真っ直ぐに笑顔を向けてくれる。 安心感に包まれた恋の始まりは、無事に結ばれる?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop