恋に気づいたら

え。

子どもが前を見ていなくて、私にぶつかった。
膝カックン状態で、そのままどすんと、尻もちをついてしまった。

「ごめんなさい!」

その子とお母さんらしき人が慌てている。

「大丈夫です」

いいですよ、と立ち上がろうとしたら。

「大丈夫か!」

慌てている館山さんが寄ってくる。

怪我してないかと私以上に焦っている。
いや、大丈夫なのに。

はい、と出された手に素直につかまる。
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