朝読書にオススメの本(小・中学生とその親御さん向け)
中学生向け(小学生もOKかな)
・星新一のショート・ショート全般

個人的に、凄く好きだったんですよね。
正直、どれもこれも似たりよったりなのに、どハマリさせるだけの何かがあって。
多分、私は(多分)全巻読破したけれど、母親は「読んでいて頭がおかしくなってくる」と言っていたので、向き不向きはある?



・塩狩峠/三浦綾子

多くの人の命を救うために、結婚を目前にしていながら、命を投げ出した実在の人物をモデルにした小説。
主人公の少年期は、何処にでも居る悪ガキといった感じだっただけに、ごく普通の子供が、思春期の頃には性欲に悩まされ(※しかし、性描写は一切ないのでご安心を)、普通の人が聖人になるまでの成長記ともいえますかね。
三浦綾子の作品は、とても読みやすいというか、読むのを止められなくなる感じ。



・葡萄が目にしみる/林真理子著

野いちご(特に溺愛系)を愛読する子にこそ、野いちごとは全く違うタイプで、尚且つ面白い青春小説があるんだよ!という意味では、是非読んで欲しい(※言わずもがな、野いちごを否定しているわけではないですよ!)
まず、ヒロインが不細工な女子高生という点で、テレビドラマや少女漫画、ケータイ小説に親しんでいる子は、意外に思うかもしれません。
ヒロインが密かに思いを寄せる先輩が問題を起こしたり、学校一目立つクラスメイトの男子には馬鹿にされ、ヒロインと似ていない美少女の従姉妹や、今でいう偽サバサバ系の女子たちとの不和、いつも一緒に居る友人らもフレネミー臭い…とまぁ、溺愛どころか、ヒロインに好意を寄せる男子すら皆無だったはず。
その高校生特有のリアルなドロドロ感が、逆に快感かも!?
昭和のお話なので、大人世代でも楽しめるでしょう。
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