忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
【第三部】16.忙しい毎日
五月。
ダンスサークルに入ってから。
亜美の毎日は、思っていたよりずっと忙しくなった。
「亜美ちゃん、これお願いしていい?」
「はい!」
寧々から渡された紙を受け取る。
練習場所の確認。
参加人数。
次のイベントの予定。
欠席するメンバーからの連絡。
マネージャーの仕事は、ただ練習を見ているだけではなかった。
「こっちは私がやるから」
三年生のマネージャーが言う。
「寧々ちゃん、亜美ちゃんに出欠のまとめ方教えてあげて」
「はーい」
「お願いします」
ダンスサークルには、たくさんの人がいる。
名前と顔を覚えるだけでも大変だった。
練習は週に何度もある。
学外のイベントにも出る。
文化祭。
合宿。
発表会。
そのための準備も、全部自分たちでやる。
音源。
衣装。
ステージの構成。
練習場所の確保。
マネージャー三人も、それを支えるために動いていた。
「亜美ちゃん」
「はい」
「これ、今日中じゃなくて大丈夫だからね」
寧々が笑う。
「はい」
「真面目だから全部今日やりそう」
「…………」
「やろうとしてた?」
「……ちょっと」
「やっぱり」
寧々が笑った。
亜美もつられて笑った。
ダンスサークルに入ってから。
亜美の毎日は、思っていたよりずっと忙しくなった。
「亜美ちゃん、これお願いしていい?」
「はい!」
寧々から渡された紙を受け取る。
練習場所の確認。
参加人数。
次のイベントの予定。
欠席するメンバーからの連絡。
マネージャーの仕事は、ただ練習を見ているだけではなかった。
「こっちは私がやるから」
三年生のマネージャーが言う。
「寧々ちゃん、亜美ちゃんに出欠のまとめ方教えてあげて」
「はーい」
「お願いします」
ダンスサークルには、たくさんの人がいる。
名前と顔を覚えるだけでも大変だった。
練習は週に何度もある。
学外のイベントにも出る。
文化祭。
合宿。
発表会。
そのための準備も、全部自分たちでやる。
音源。
衣装。
ステージの構成。
練習場所の確保。
マネージャー三人も、それを支えるために動いていた。
「亜美ちゃん」
「はい」
「これ、今日中じゃなくて大丈夫だからね」
寧々が笑う。
「はい」
「真面目だから全部今日やりそう」
「…………」
「やろうとしてた?」
「……ちょっと」
「やっぱり」
寧々が笑った。
亜美もつられて笑った。