忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
17.久しぶりの丈
文化祭が近づくにつれて。
サークルの練習は増えていった。
「亜美ちゃん、こっち確認お願い」
「はい」
「終わったら衣装の方も見てもらっていい?」
「分かりました」
返事をして、手元の紙に目を落とす。
参加人数を確認して、名前を照らし合わせる。
その間にも。
音楽が流れる。
誰かに呼ばれる。
また返事をする。
「亜美」
「何?」
「水なくなった」
「向こうにあるよ」
「どこ?」
「あそこ」
「分かんない」
「群司」
「はい」
「自分で探して」
「冷たいなあ」
群司が笑いながら離れていく。
亜美はまた紙に目を戻した。
忙しい。
でも。
少しずつ慣れてきた。
次に何をすればいいのか。
誰に確認すればいいのか。
前より考えなくても動ける。
それが少し嬉しかった。
サークルの練習は増えていった。
「亜美ちゃん、こっち確認お願い」
「はい」
「終わったら衣装の方も見てもらっていい?」
「分かりました」
返事をして、手元の紙に目を落とす。
参加人数を確認して、名前を照らし合わせる。
その間にも。
音楽が流れる。
誰かに呼ばれる。
また返事をする。
「亜美」
「何?」
「水なくなった」
「向こうにあるよ」
「どこ?」
「あそこ」
「分かんない」
「群司」
「はい」
「自分で探して」
「冷たいなあ」
群司が笑いながら離れていく。
亜美はまた紙に目を戻した。
忙しい。
でも。
少しずつ慣れてきた。
次に何をすればいいのか。
誰に確認すればいいのか。
前より考えなくても動ける。
それが少し嬉しかった。