忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
33.繋いだ手のその先
翌日。
亜美は朝から落ち着かなかった。
スマートフォンを見る。
閉じる。
少し経つと、また見てしまう。
『待つから』
『今度は俺が待つ』
昨日の幸也の声が、何度も蘇る。
返事なんて。
本当は、もう決まっている。
ずっと好きだった。
高校生の頃から。
幸也の演奏を聴いて。
もっと聴きたいと思って。
もっと会いたいと思って。
同じ大学まで追いかけてきた。
一度は振られた。
それでも、好きな気持ちは消えなかった。
そんな人が。
今度は自分を好きだと言ってくれた。
『亜美ちゃんがいいんだけど』
「……っ」
亜美は思わずスマートフォンを伏せた。
駄目。
朝からこんなことをしていたら。
何もできなくなる。
今日。
ちゃんと言おう。
亜美は朝から落ち着かなかった。
スマートフォンを見る。
閉じる。
少し経つと、また見てしまう。
『待つから』
『今度は俺が待つ』
昨日の幸也の声が、何度も蘇る。
返事なんて。
本当は、もう決まっている。
ずっと好きだった。
高校生の頃から。
幸也の演奏を聴いて。
もっと聴きたいと思って。
もっと会いたいと思って。
同じ大学まで追いかけてきた。
一度は振られた。
それでも、好きな気持ちは消えなかった。
そんな人が。
今度は自分を好きだと言ってくれた。
『亜美ちゃんがいいんだけど』
「……っ」
亜美は思わずスマートフォンを伏せた。
駄目。
朝からこんなことをしていたら。
何もできなくなる。
今日。
ちゃんと言おう。