忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
 次の日。

 亜美はまた丈へ連絡した。

『昨日、電話してすみませんでした』

 少し迷って。

『幸也さんのことで相談したいです』

 送った。

 画面を見つめる。

「…………」

 これなら。

 丈も。

 相談だと分かってくれる。

 幸也とのことだから。

 いつものように。

 何をしたらいいのか。

 教えてくれるかもしれない。

 しばらくして。

 表示が変わった。

 既読。

「…………!」

 亜美はスマートフォンを握り直した。

 返事を待つ。

 一分。

 二分。

 五分。

 来ない。

「…………」

 既読の文字だけが残っていた。
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