ふたりの道が重なるまで



『は?なんで?』






単純に疑問から来る言葉だった。






振り返ったものの、やっぱり自分の名前を呼ばれたのは勘違いかもしれないと思い背を向け再び歩き出すと、今度は後ろから手を掴まれる。







『なんで無視するの?ななちゃんでしょ?』





やっぱり私を呼んでいる。





『あの人』の口から私の名前が。






嬉しかった。素直にそう思った。





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