携帯電話、彼との距離

ちりん、と澄んだ音色が響く。
黒いエナメルのカバンについているのは、金色の鈴の根付けだった。


私の母は、私にこれだけしか残してはくれなかった。
私の父は、いない。わからない、んだ。


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