【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
「とりあえず、買いに行く?」


昔から5人で来ていて、慣れ親しんだお祭り。

私は、2年ぶりなんだけど、お祭りの空気感は変わっていなくて、私は綾羽の提案に乗って横に並んだ。


「行こう!まずは、かき氷だよね!」


毎年のお決まりだった、かき氷。

お祭り特有の露店ではなく、商店街の人たちが集う地元らしい露店。

その中にある、普段和菓子屋を営むお店のかき氷が絶品なんだ。


迷うことなく、かき氷のお店へと突き進み、お目当ての味を注文する。

みんなそれぞれ届いたら、少し人込みから外れて5人で座った。
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