【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
「晴樹!花火!」


花火大会が終わった後、菜摘は、シュンくんの隣から離れ、私たちの元へと走ってきた。


「あ、そうだった。
ここ広いし、ここでいっか!」


何かを思い出したように立ち上がり、晴樹は車のトランクから、花火セットを取り出す。


「花火しよ!!」


大きな花火が終わったばかりだというのに、無邪気に私たちを呼ぶ菜摘。

皆も自然と笑顔になり、菜摘と晴樹に駆け寄って輪を作った。


昔も今もずっと、菜摘は私達の中心で、
私達の思い出にはなくてはならない存在なんた。
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