【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。

★2

「おーい、火つけるぞ」

「あ、待って待って、動画撮るから!」


噴出花火の用意をしていた先輩たちに、私たちは慌てて近寄り、スマホを構える。

撮影を開始してすぐに、火が放たれ、勢いよく噴水のような火花が飛び出した。


「すっげえー!!」

「めっちゃパチパチしてる!」

「うおー、火傷するかと思った。」

「だっさ」


笑い声が響き、楽しい雰囲気の中、菜摘は何気なく一つの思い出を語った。


「そう言えばさ、前も、こんな星空の近い場所で、花火した事あったよね」


空に広がる、満点の星を見上げ、幸せな思い出を語るように、愛しそうに話す菜摘。


その言葉と表情に、私と恭弥は動きを止めた。

シュンくんは、ゆっくりと菜摘に目を向け、真剣な眼差しで彼女を見つめる。
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