白君にわがまま言っちゃだめですか。
莉子side


「みーおー、グットモーニング‼!」

「、、、」

返事がない末央。

まるで、、、生きる希望を失った人みたい、、、。

1日で変わってしまった末央。

「末央?一時間目は美術のデッサンだよ?」

一時間目は末央の大好きな美術だ。

「、、、」

なのに。

反応、なし、、、。

悲しい。あれだけ西村君のことを好きで、キラキラ輝いていた末央。

なのに、、、。

あの後も、ずっと話さないでボーっとしている末央。

美術室まで引っ張っていかなきゃ、、、。

「末央ー、移動するよ?」






































今日の末央はまるで操り人形のようだった、、、。

1人にさせるのは不安なので、家まで送ることにした。

「末央、今日両親いるの?」

「、、、いない」



このまま末央を一人にはできない、、、。

「末央、お泊りさせて‼」
< 35 / 71 >

この作品をシェア

pagetop