不遇な財閥御曹司は、政略妻に一途な愛を捧げたい。



「伊能藍南さん、ですか?」

「え、はい……」


 名前を呼ばれて振り向くと、見たことのない女性がいて口を塞がれる。だんだん意識が遠のいく中私はお腹を守るようにお腹を抱えた。意識を失う直前、見たのは結婚式の時に伊能家の親族側にいた男性だった。


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