人気イケメンダンスグループのボーカル担当『天野先輩』に溺愛されました。
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右腕になるって、何をしてくれるんだろうって思っていたけれど――。
次の日、1時間目の授業が終わった休み時間。スマホをチェックしていたら先輩からLINEが届いていた。
『お昼ご飯の時間、屋上これたりしないかな?』
『はい、行けます』
いつもは既読してからのんびり考えて返事をするんだけど。天野先輩はやっぱり特別な存在。私は内容を確認してからすぐに返事をした。
そしたらグッズ販売でも使われている天野先輩のキャラ『猫天使のおとくん』のスタンプで『待ってます!』と。
そのスタンプ、私も持ってる――。
バンザイして微笑んでいる猫天使のおとくんスタンプを押しかけたけれど辞めた。
だって、天野先輩のファンだってバレちゃいそうだから。
どうしてかは自分自身でも分からないんだけど、バレないようにしたい。
天野先輩のイベントの時はメイクもばっちりして、こっそり趣味のゴスロリ衣装で参加している。学校ではこんなに地味だし、先輩は私になんか興味がないだろうし。きっと同一人物って、バレてないと思う。
右腕になるって、何をしてくれるんだろうって思っていたけれど――。
次の日、1時間目の授業が終わった休み時間。スマホをチェックしていたら先輩からLINEが届いていた。
『お昼ご飯の時間、屋上これたりしないかな?』
『はい、行けます』
いつもは既読してからのんびり考えて返事をするんだけど。天野先輩はやっぱり特別な存在。私は内容を確認してからすぐに返事をした。
そしたらグッズ販売でも使われている天野先輩のキャラ『猫天使のおとくん』のスタンプで『待ってます!』と。
そのスタンプ、私も持ってる――。
バンザイして微笑んでいる猫天使のおとくんスタンプを押しかけたけれど辞めた。
だって、天野先輩のファンだってバレちゃいそうだから。
どうしてかは自分自身でも分からないんだけど、バレないようにしたい。
天野先輩のイベントの時はメイクもばっちりして、こっそり趣味のゴスロリ衣装で参加している。学校ではこんなに地味だし、先輩は私になんか興味がないだろうし。きっと同一人物って、バレてないと思う。