【短編】メルティングギフト
大袈裟に感激して注意を引く。
今日のおかずは、サイコロステーキ、ゆで卵、ほうれん草、ミニトマト。
作戦の成功率を上げるために、特別に全部大好物で揃えてもらった。
「ぎっしり入ってますね。色とりどりで美味しそう」
「えへへ。彼氏と食べるからいつもより豪華にしてってお願いしたんだ〜」
頬を緩ませたままミニトマトを口に運ぶ。
不意打ちの質問により順番は変わってしまったけれど、なかなかいい滑り出し。
この調子で次は食の好みを探るぞ。
「久代くんのも美味しそうだね! それきんぴらごぼう?」
「えっ? あっ、はい。昨日の残りなんです」
早口で答えて自身の手元に視線を落とした久代くん。
……なんか様子がおかしいな。さっき少し反応遅れてたし。
あと、チラチラ見られている気がする。
「あの、私の顔に何か付いてる?」
「あぁ、いや、その……トマト平気なんだなぁって。好きなんですか?」
今日のおかずは、サイコロステーキ、ゆで卵、ほうれん草、ミニトマト。
作戦の成功率を上げるために、特別に全部大好物で揃えてもらった。
「ぎっしり入ってますね。色とりどりで美味しそう」
「えへへ。彼氏と食べるからいつもより豪華にしてってお願いしたんだ〜」
頬を緩ませたままミニトマトを口に運ぶ。
不意打ちの質問により順番は変わってしまったけれど、なかなかいい滑り出し。
この調子で次は食の好みを探るぞ。
「久代くんのも美味しそうだね! それきんぴらごぼう?」
「えっ? あっ、はい。昨日の残りなんです」
早口で答えて自身の手元に視線を落とした久代くん。
……なんか様子がおかしいな。さっき少し反応遅れてたし。
あと、チラチラ見られている気がする。
「あの、私の顔に何か付いてる?」
「あぁ、いや、その……トマト平気なんだなぁって。好きなんですか?」