やっぱり中身で勝負
ドライブが…
2人でコーヒーを飲み、私はトイレへ向かった。

席に戻ると戸山くんの回りにちびっ子たちが群がっていた。

大きな体の戸山くんがちびっ子たちに揉みくちゃにされていた。
その様子がおかしくてつい大声で「ただいま〜」とみんなに声をかけた。

「イチローコーチ！お姉さんが戻ってきて良かったね。」とシュウくん。

「オレはコーチが振られちゃったと思った〜！」マサトくん。

「だから！寺田さんは同級生だから！」と大声で戸山くん。

「イヤ、オレはコーチとお姉さんは結婚すると思うなぁ〜 ヒューヒュー〜〜」とシュウくん

「ホラ、始まるから席に戻れ！」
しかし、誰も戻らず席の近くで立っていた私の手を引っ張り空いていた席に私とちびっ子たちが移動。
私の右横にシュウくん左横にはマサトくんが座った。

「コーチ！俺たちがお姉さんにルール教えるから！」

「オイ！お前ら〜、寺田さんがビックリしてるだろ〜！！」

「大丈夫だよね〜お姉さん〜」

私は笑顔で頷いた。
「ヤッタ〜！！」と歓声がちびっ子たちからあがった。
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