愛故に





「梨華ちゃん………」



優吾が妖艶な目つきで私を見下ろす。



「ねぇ、だめだって
仕事に遅れちゃう」




「大丈夫、今日も俺が送っていくから」




頬、唇、首筋、ありとあらゆる箇所に口付けされる。




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