図書室の姫





「な…なんて言ったんだよ?」

「…教えてやらん」



そう言うと俺からをすり抜けて行った。


そんな久野に声をかけた。


「また…明日な!」


俺が言うとくるっとこっちに振り向いて



「また明日ッ…」



ニコッ




今まで見たこと無い笑顔で俺に言うと、走って図書室から出て行った。



「っ…!」



──カアァッ


俺はその場に座り込んだ。

「反則だろ……!?」


俺は体が熱くなってその場に座り込んで閉まった。


女じゃあるまいし…




俺はいつまでも久野ことが頭から離れなかった…







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