図書室の姫









父のお葬式はたくさんの人が来てくれた。




棺の中にいる父は眠るように死んでいた…




ふと誰かが僕の肩に触れた。



『岬くん…頑張るのよ…』

『お母さんを守るんだよ…』


『岬くんしっかりしてね…』


『めげちゃだめよ……』




たくさんの人が僕に向かって、


"頑張って…"

"頑張れ"

"しっかり…"

"頑張ろう"

って言った。



何を頑張るの?
もうお父さんはいないのに…


今まで両親のために頑張ってきたのに…



父が…いない…



ハッ…




母さんがいる。



俺は今日から母のために頑張ろうと思った。



隣にいる母はまるで、魂がなくなったようだった…







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