甘の弱な君が好き【完】

「えっと、うん。でもっ、デートじゃなくて、友達でっ!」



見下すような怒りの視線


嘘をつくのも変だから本当のこと言っただけなんだけどな…


できるだけ笑顔でいないと。



「やっぱりそうなんだ。東山くんがそんなに有名じゃないからいいとでも思ったの?」




その通りかもしれない…



青くんがあまり有名では無いから、北浜さん達といる時より何も考えてなかったのは事実だと思うけれど


「一般コースの私たちはさ、芸能コースの人とは関わらないように、天の上の存在として扱ってるのにさ」




「そうやって輪を乱して、抜け駆けするなんてありえないんだけど」



クラスで一番目立っているヒエラルキーのトップのような女の子に視線が光る

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