幽霊だった君にもう一度恋をした。


「2人には全部話すわね。結菜には陽也くんのことを話さないとね。陽也くんは、まぁよく言う前世では陽翔くんだったのよ」


「なんで、陽翔のこと知ってるの?」


「私はね、簡単に言うと転生の管理者なの。お父さんは霊の管理をしていてその後を私は担当しているの。でも、この事お父さんは知らない。内緒ね?」


また、悲しそうな顔で微笑んだ。


「なんで知らないの?」


「それは、私と一輝さんの先祖が敵対しあっていたからよ。


敵対するまではパパの方の七瀬家の長男とママの方の平井家の長女は結婚するっていうきまりだったの。
だけど、100年くらい前に七瀬家の長男は他に好きな人がいたの。

でも平井家の長女は長男のことが大好きで、絶対結婚するみたいに思ってたのに、あるとき長男が駆け落ちして、婿養子になったからなのか、居場所がずっとわからなくなっちゃったんだって、だけど長女はずっと探し続けて、2人を見つけて命を奪ったの。

それから、両家は離されて居場所はわからなくなった。


「じゃあ、なんでパパ、、」


「私は普通に恋をしただけなの。その相手が一輝さんだった。
お互い言うわけないから知りもしないし。
付き合って3年たって大学卒業して、一緒に暮らし始めたとき部屋から声が聞こえて覗いて見たら霊と話してた。
まさかと思った、、他にも霊を見れる家系はいくつかあるからと思ったけど七瀬家だった。

なんで、気づかなかったのかな〜。


両親に行っけど反対されてでも私は一輝さんが好きで、
この人じゃないとやだって思ったのよ。

だから、反対を押し切って一輝さんと結婚したわ。そしたら、お父さんは私たち平井家の事は絶対に言うなと言われた。だから、この事秘密ね?」


「う、うん」


「そして、そのあとの転生は私が担当するわ。陽也くんの場合は半分憑依みたいなものね。
陽也くん事故にあったでしょ。
あのままだったら、一生目を覚ましていなかった。
でも、陽翔くんが憑依したことで、目を覚ました。


だけど、陽翔くんの記憶を思い出すことは無い。


今まで何個もこういう事例があったけど前世の記憶があった人はいなかった。


これは私の憶測だけど、その事故と陽翔のときにあった事故が重なって、なにかの記憶を奥底から引っ張り出したんだと思う。

そこで、結菜に会ったから更にね。私は2人を応援してるわ」


「ありがとう。お母さん」


「ありがとうございます。真奈美さん。今度こそ幸せにします」


と神宮寺くんが言うとママは優しそう顔で微笑んだ。
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