幽霊だった君にもう一度恋をした。

〜その2年後〜


母「双子はお金がかかるし、世話も大変なの、もう少し手伝ってよ!」


父「こっちも仕事が忙しいんだよ、今大事なプロジェクトがあってはずせないんだ。」


母「子供たちのことは大事じゃないの!?」


父「頑張って稼いでるんだ。金がないと生活ができないだろ。」


母「陽翔はただでさえ体が弱いからちゃんと見ないといけないし、1人じゃ限界なの。」


とほぼ毎晩のように喧嘩をしていた。

前はこんなではなかった。

母さんはすごくやさしくて、俺の味方だった。

父さんは仕事が忙しくても家族の時間を大切にしていた。
なんで、こんなことになってしまったのだ、、。

そして、母さんはどんどん荒れていった、、

酒やタバコに手を出し、、高級そうなバックとか洋服がどんどん部屋に増えていった。

そんな矢先、母さんの浮気が判明した。
金持ちで若い香水臭いやつだった。

そして、離婚した。


俺たちは母さんが育てると言い張っていたが、父さんがお前なんかに任せられるわけがないと父さんに引き取られることになった。

まぁ、父さんもおばぁちゃんにあんたも仕事ばっかで人のこと言えないだろって言われてたけど、、


家でばぁちゃんとじぃちゃんの5人で暮らしている。


俺はその時、弟達が生まれるまえに戻りたいと思ってしまった。
かわいいはずなのに、大好きなはずなのに、

「おまえたちが生まれてきたからは母さんは変になったんだよ。おまえらなんて、生まれて来なければよかった。」

と言ってしまった。


「うぁぁぁーん、ひどい」


「な、なんでそんなこというの?」


と大泣きされた。

俺は2人を置いて家を飛び出した。

病気のことと発作のことを気にせずに走っていた。

だんだんと体が重くなり自分がどうして走ってきたのかわからなくなって、足が動かなくなった。

そしたら、目の前にトラックがいてその瞬間目の前が真っ暗になった。

とのこと。

最後の方すごい曖昧そうな感じだったんだけど、、
気のせいかな。

保健室の窓から入る夕焼けの光が陽翔の儚げな顔を照らしていた。

すごい寂しそうな顔をするから無性に抱きしめたくなった、、
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