青白磁のエンドロール
第二章 『コーンフラワーブルー』






~南浦 青鷹~

 新しい職場で働き始めて、約二週間。

 まだ慣れないことも多いし、分からないことは尋ねてばかり。700名を超える会員の顔を一人一人覚えられる記憶力もない。

 しかし転職をしたわけじゃないため、理解できる内容も多く、順調にスタートを切れた気がしていた。

 小学生のジュニアコース、一コマ目を終えると、ザッと身体を拭き水着のまま事務所に入る。

 マットを踏んだままちょこちょこ歩き、狭い更衣室で紺色のポロシャツと短パンに着替えを済ませて戻ると、自分の席にメモが残されていた。




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