狼上司と秘密の関係
「全然よくない!」
千明は強く左右に首を振って答えていた。
そんなの全然いいわけない!

どうしてこっちばかりが振り回されないといけないのか。
大和はどうして自分にキスをしたのか。

ちゃんと明確にしなきゃいけないことは山ほどある。
「だよね。じゃあ、とにかくお腹一杯食べて力をつけることだよ」

「わかった!」
千明は大きく頷いて少しも手をつけていなかったお弁当をかきこんだのだった。
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