左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる

完全に治るまでいいのにと言ったのだが、同棲じゃないからいつまでもさくらに甘えるのも違うと言われた。


甘えすぎてダメになっちゃうとも……


普段デートが出来ないから水曜日はゆっくり話そうとも言ってくれた。


ちゃんと付き合い方も考えてくれてる。


そのかわり昼のおにぎりとバイト休みの水曜日の部活終わりは家に寄り泊まるからと約束してくれた。



怖かったけど、「別れるとか言わないで」と聞いてしまった。



「別れないよ(笑)そんなの只のクズ男になるじゃん、それが嫌だから家に戻るんだよ」



「わかった、変なこといってごめん」



「不安だった?」



「少しね、でも、もう大丈夫」





ある日の昼休みさくらは舞子と構内のカフェで昼食をとっていた。




「お昼は一緒に食べないんだね」



「あ、うん、昼はね元々部室に行って食べてたみたいでね」




ゼミの友達とも食べてなかった事を話した。




「遥海くんは部活が終わってすぐバイトに行くから部活の友達と遊ぶ事は出来なくてね、何人か部室で食べる人がいて、部活内のコミュニケーションをとってたみたい」



「そっか」



「私はね、バスケやってる遥海くんが凄く好きなの、実はこの指輪で自分自身も変われたのね」


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