左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる

体育館前から2人で歩いて大学を出る。


「黒河さんだっけ?」


「うん、知ってくれてたの?」



「前にうるさかった女子に注意してくれた時に女子が言ってた」


「ごめんね、我慢出来なくて」


やっぱり、あの時に覚えてくれてたんだ。



俺らが注意しなきゃだったよな、ごめんと謝ってくれた。



「あのさ、違ってたらごめんだけどバスケ部に最初きてなかった?」



「見学というか、少し体験もしたかな」



「やっぱり!その時に背高いし、美人だなと思って顔は覚えてた」



「嘘!」



「マジマジ(笑)」



嬉しい、見学の時に見てくれてたんだ……


その時、遥海くんはもう練習に参加してたもんな



部活は実力が追いつかないと思ってサークルの方でバスケをしてると話した。



「まあ、ここは全国から集まってるからな、俺もスポーツ特待じゃなかったら、ここには来てないかな」



「練習キツイでしょ?」



「まあな」



「だからこそ、ちゃんと食べなきゃいけないんじゃないの?」



「ん〜わかってはいるんだけど、バイトもしなきゃ食っていけないしな」



「バイトしてるの?」



「うん、コンビニの深夜……あっ、あそこのコンビニ」



「え?」



何メートルか先にコンビニがある。


コンビニの前で足を止めた。



「練習終わってから朝方までここでバイトしてんだ」



「えっと、この上です」



さくらは指でコンビニ上のマンションを指した。



一階にはコンビニがテナントで入っていたのだ。




たまに行くがその時間は佐野くんは部活の時間だから今まで会わなかったのだ。



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