【コンテスト作品】初めての恋の相手はファーストキスを奪った御曹司でした。
「本当?よかった」
私は久遠さんのことを好きになって、よかった。
久遠さんと出会って、よかった。
「久遠さん……好きです」
「奏音……」
久遠さんのその優しい声、優しい表情、髪型、髪色、全部が大好きになった。
「俺は、奏音のこと愛してる」
「え……?」
「奏音のこと、ずっと大切にするから」
私はこんなに幸せで、いいのかな……。幸せすぎて、時々怖くなる。
「奏音の初恋相手になれて、俺すげぇ幸せ」
久遠さんの背中はとても大きくて、とても暖かくて、優しくて、ホッとする。
「……あ、久遠さん、クリスマスプレゼント……ありがとうございます」
「喜んでもらえてよかった」
久遠さんから、クリスマスプレゼントをもらった。
結局私はクリスマスプレゼントを決められなくて、久遠さんと一緒にいれるだけでいいと言ったのに、どうしてもプレゼントしたいと聞かなくて。
結局プレゼントを選ぶことになったけど、私はクリスマスプレゼントに暖かそうな手袋をお願いした。 久遠さんが買ってくれた手袋は本当に暖かくて、心までぽかぽかとした。
「久遠さん、これ、大切に使います」
手袋に身を包んだ私をそっと引き寄せた久遠さんは、私に優しいキスを落とした。