真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。
そして色々準備はなんやかんやでつまずきながらも順調に進んでいって



「鈴はもとがいいからかわいいに決まってるもんなー。」

私はメイドの変装をすることになった。


格好に着替えてから依にメイクしてもらった鏡に映る私はまるで別人のようだった。

ちなみに依もメイド服だった。
さすがというべきかとても似合っている。


「私じゃないみたい。ありがとう。
でもこの衣装いくらなんでもスカート短くない?」

「そう?まぁ文化祭なんだしさ!
こんな姿で鈴がみんなの前に出て男子どもがオオカミになって大城くん嫉妬しそうだけど?
ただでさえ可愛くて普段男子が近づこうとしてるのに……。まぁ、高嶺の花すぎて近づかないみたいだけど。」



嫉妬………?
なんで?


依の言うことがわからないまま教室に戻った。





え…………。なに。


教室に足を踏み入れた瞬間一気に視線が集中した。


おかしいところがあるのかな?


不安になっていると


「え、めっちゃかわいいね!紅蘭さん!」



クラスメイトの1人が目をキラキラさせて近づいてきた。


か、かわいい………?


「あ、ありがとう。」


お世辞かもしれないけどありがたく受け取ってお礼を言うと


「え、ほんと!めっちゃかわいい!
元からかわいかったけどもっとかわいくなったね!こんなかわいいメイドいる!?」

「紅蘭さん、マジ可愛くね?
白羽さんと並んだらやべぇんだけど!」

「だなぁ〜。お前話しかけてこいよ。」

「む、無理だって!高嶺の花すぎて無理!」

「じゃあ俺が!」
 


なんかすごいコソコソ言われてる気がする。


「紅蘭さん!かわいい。似合ってるね!」

「え………、あ、ありがとうございます。」


話したこともない男子から話しかけられてびっくりしたけど一応お礼を言う。



私もこんな格好したの初めてだ。


それに私と同じように変装してる子がたくさんいる。


シンデレラ、白雪姫、執事、王子様の格好など私だけじゃないから恥ずかしさは軽減される。

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