love or die~死亡フラグ回避は恋愛ありえない幼なじみと×××せよ!~

 どうしてこんなことになったんだろう?

「おかしくなったよ、甲斐」

「違う、これが本音。そばにいたいから、答えはいらない。けど、今美玖の身体が欲しい。やりたいんだけど」

「それ、露骨すぎない?」

「まったくナシ?」
 と言われて甲斐と目を見合わせる。

 ないって言ったのに、どうしてこうなった?

 でも、新しい遊びを見つけたときのように、ワクワクした表情をたたえた甲斐の目を見たら、まったくナシではない気がした。

 さて、どうしよう?
 どのくらいなら、アリかな?

「少しだけ、アリ」
 私が言ったら、甲斐の目にサッと明るい光が差す。

 嬉しくて震える、と言って抱きしめてきた。
 まさか、そんなあからさまに喜ぶとは思わない。

 でも、その反応がなぜか嬉しかったんだ。
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