メンヘラちゃんのお世話係。

Black.01

「瀬良くーん?」

私は今日も授業をさぼって保健室に来た。

理由は簡単。

大好きな瀬良君に会いに行きたいから。じゃないと浮気するかもしれないし。見張っておかなきゃ。

「美麗?また来たのー?」

そう言ってベットの奥からひょっこり顔を出した瀬良君。

「いたー!‼‼!」

そのまま大好きな瀬良君の胸に飛び込んだ。

「瀬良くぅん、、、、」

絶対離したくない。

この温もりが一番落ち着く、、、。

「全く、、、美麗は甘えん坊だな、、、、ってか正確にはメンヘラか、、、、」

そう。

私は自他ともに認めるメンヘラ。

「、、、好きぃ、、、、」

「はいはい。」

そう言いながらもなでなでしてくれる瀬良君が好き。
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