カエル化姫は愛されたい、偽俺様王子は愛したい~推し活女子と天然一途男子は最強夫婦~
その後、藍さんのサロンに戻り、ママやパパが残していった色々なものを見せてもらい、色んな話を聞く。
ママは高校卒業と同時にこの土地にやって来て、たまたまサロンに行きついたらしい。
元々はパパや藍さんのお母さんが経営したサロンで、働いていたという。その時にパパと出会ったようだ。その後の詳しい話は、朱那や翡翠が残したものを参考にしてね、と言われた。
残された動画やノートの記述を見ていくと、ママのヤバさを知る。ママの過去はかなり鮮烈だ。私の知るママは一皮も二皮むけた姿なんだ、と思う。
人のことは言えないけれど、ママたちも紆余曲折を得ているようだ。血は争えないと思った。
でも、ママは大切な人と出会って、私が生まれたことが分かる。それだけで、幸せだった。
私はその後、「今度はぜひ、噂の彼と来てね」と明るく送り出してくれる藍さんに別れを告げ、自宅に帰る。
藍さんが保管してくれていたものを色々と自宅へ持ち帰えるけれど、パパの写真だけでは瑠璃也には見せにくいなと思った。
とはいえ、自分のパパだと思うと思い入れは強いので、こっそりと隠して携帯することにする。
ママは高校卒業と同時にこの土地にやって来て、たまたまサロンに行きついたらしい。
元々はパパや藍さんのお母さんが経営したサロンで、働いていたという。その時にパパと出会ったようだ。その後の詳しい話は、朱那や翡翠が残したものを参考にしてね、と言われた。
残された動画やノートの記述を見ていくと、ママのヤバさを知る。ママの過去はかなり鮮烈だ。私の知るママは一皮も二皮むけた姿なんだ、と思う。
人のことは言えないけれど、ママたちも紆余曲折を得ているようだ。血は争えないと思った。
でも、ママは大切な人と出会って、私が生まれたことが分かる。それだけで、幸せだった。
私はその後、「今度はぜひ、噂の彼と来てね」と明るく送り出してくれる藍さんに別れを告げ、自宅に帰る。
藍さんが保管してくれていたものを色々と自宅へ持ち帰えるけれど、パパの写真だけでは瑠璃也には見せにくいなと思った。
とはいえ、自分のパパだと思うと思い入れは強いので、こっそりと隠して携帯することにする。