双子アイドルは俺様暴走族!
カバンごと忘れて登校してくるなんて、学校に何しに来てるんだよ。
呆れて言葉が出ないでいると、圭がカヤの机に教科書を置いた。
「じゃぁ今日は俺の教科書を一緒に使おうか」

「え、いいの?」
「いいのいいの。机がピカピカになったお礼だから」
「ありがとう圭!」
そう言い、2人が1つの教科書を使うため密着する。

それを見た途端、チクッと胸が痛んだ。
なんだ、これ?
イライラするし、胸が痛い。
今まで感じたことのない感情に俺は首をかしげたのだった。
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